第3章 簿記の基本原理 4

 総勘定元帳は,毎日の営業取引を日記仕訳帳よりそれぞれの勘定科目別 に仕訳整理し転記してまとめる帳簿で,その勘定科目の合計残高が計上される。勘定科目のうち,一部については,同総勘定元帳の正規様式を省略し月日,借方,貸方として,

の表示として記載しているので留意されたい。

 また,総勘定元帳様式の日丁欄は,日記仕訳帳よりの転記済の記号チェックとして同帳の頁数を記入することになる。
 総勘定元帳は経営の財産,収支の内容を項目別に明確にする帳簿で元簿(ガンボ)または母帳とも呼ばれている。

図表 3-6総勘定元帳の記帳例

(丁数は日記仕訳帳のページ数である)

 以下,その他の勘定科目の元帳記入は,様式を省略して表示する。

 以上,各総勘定元帳の12月31日締切残高について,資産負債勘定ならびに損益勘定を図表3-7,図表3-8のとおり設定し,まとめることができる。


図表 3-7資産負債勘定

科 目

(丁数は勘定科目の番号とする)


図表 3-8損益勘定

科 目

(丁数は勘定科目の番号とする)

 

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