営業年度の決算を終了すると,また,次の新しい年度の営業計画をたてるとともに,1月1日(法人企業はその会計年度)の新帳簿を準備することになる。もちろん,旧帳簿の余白頁を活用することもよい。 繰越記帳は上記のとおり,財産性の項目(勘定科目)のみで損益性科目は新事業年度より新たに計上することになる。 次表ならびに,前項記帳演習事例を参照されたい。
年末締切り・次期繰越記帳例
(年末締切り)預金台帳 中央銀行・普通預金
(次期,新年度帳簿)預金通帳 中央銀行・普通預金
総勘定元帳も同じ要領で締切り,繰越記帳とすることになる。 帳簿は,新帳簿でも旧帳簿の余頁を活用することもよい。 他の内訳帳の締切り,繰越も同様であるが,経費科目には繰越しはない。併せて,前項の記帳演習事例を再度参照されたい。