生活衛生営業の経営診断 21

消費者意識の変化
 これからの経営のあり方,方向を見いだすためには,消費者のニーズに応えなければならない。最近の消費者のニーズは多種多様といわれている。
 こうした世代の基本ニーズにあった店づくりを実行するためには,当然ながら,消費者の意識変化のトレンドを把握することが必要である。
 一般的な変化の内容,傾向のあらましを列記してみよう。
人口・世帯構成の変化
 核家族化の進歩,夜間生活型人口の増加,夫婦共働きが多くなり,また,単身者世帯が増えているといわれる。
 
ライフスタイルの変化

 深夜に買い物をする消費者が増えている。買い物の行動範囲が広くなっている。男性,女性ともおしゃれを楽しむようになった。

消費者の購買行動の変化
 高価でも価値ある物を求める人が多くなっている。商品知識が豊富な消費者が増加し,店に対する自己主義が強くなっている。本物指向,高級指向が強まっている。また品質表示に関心が高くなり(例えばSマークなども)かつ新商品(新髪型なども)を購入することに抵抗が少なくなっている。
 当然ながら消費者トレンドを自店の経営政策に反映させることが重要であろう。
顧客ニーズの把握
 顧客ニーズは,それぞれの関係団体等において業種別,規模別 などにより調査されているので,それらの調査資料を参照されたい。
 なお,各自社店において顧客の意見を聞き,それらに対しての対策が重要である。
 固定客を含め顧客中心の時代ともいわれ半年に一回程度はアンケート調査を実施したい。
 別表は簡易な一例であるが,自社店において検討作成されまとめてみてはいかがだろうか。

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