共済制度の活用法 2

   1 概要

 中小企業退職金共済制度、特定退職金共済制度はいずれも従業員の福利厚生の向上を目的としたものですが、この制度は、小規模企業の個人事業主や会社等の役員が事業を廃止した場合や役員を退職した場合等、第一線を退いたときの生活の安定あるいは事業の再建等を図るために一定の資金を確保することを目的として、自ら資金を拠出して行われる共済制度です。いわば事業主等のための退職金制度ともいえます。
 この制度は昭和40年に「小規模企業共済法」に基づき設けられたもので、独立行政法人中小企業基盤整備機構(中小機構)によって運営されています。

 2 制度の仕組み

 事業主が事業団と共済契約を結び、毎月の掛金を金融機関で振替納付します。事業を廃止したとき等に、納付した掛金とその運用益を原資として事業主等に一定の共済金が事業団から支払われます。

 3 制度の内容

 小規模企業共済制度の詳しい内容については、中小機構のホームページを参照してください。
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