居抜きで店舗を購入する場合、店舗の賃貸借契約書をチェックするべきです。
店舗の賃借権を前の経営者から譲り受けるケースでは、家主の承諾が必要です。居抜きはあくまで前の経営者との契約にすぎないため、無断で賃借権を譲渡すれば家主には対抗できないからです。したがって、家主と前の経営者との間にどのような賃貸借契約が交わされているかを確認しなければなりません。
転貸(また貸し)を禁止する条件があり、家主から承諾書をもらえない場合、その店舗はあきらめましょう。また、たとえ転貸を認める契約になっていても、家主がどのような条件を設定しているかを確認したうえで、家主の承諾を得ておいたほうが無難でしょう。
家主によっては、居抜きを認める代わりに名義書換料として居抜き料の1〜2割を請求することもあります。
前の経営者が家賃などを滞納していないかどうかもチェックしておくべきです。
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